相談支援専門員基礎研修は、実は2回目でした。それは、相談支援専門員の資格が失効していたので、もう一回取り直しが必要であったからです。1度目は、この制度の前身である障害者ケアマネジメント従事者研修を受講して、その1年後か2年後に1日研修を経て、相談支援専門員ができた時に確か修了証をいただいたのですが、その際の研修で更新が必要であるということを聴いておらず、後もそういう認識も持たず、相談支援専門員の資格をいつの間にか執行していました。
今回、今後地域で訪問看護をしていく中で、相談支援専門員などの職種の方と連携することも多々あると思い、あらためて自分で研修を受け理解できるようにしたいと思いました。また、純粋に相談支援専門員のことを学び、地域のことを社会資源のことも含め理解したいと思ったのがきっかけでした。
研修を受けてみて、1度目の研修とは比べ物にならない程に知識が詰まっていて、演習や宿題も含めて、なかなか大変でした。知識的なものも、看護師もうかうかしていられないなと思うような内容でしたし、相談支援の目的などを学んでいく中で、常に利用者視点で、障害者がよりよく地域で暮らしていけるようにという思いで一生懸命に取り組んでいく職業だと感じました。また、様々な相談支援センターで働く職員さんが講師で来てくれていましたが、援助の実際場面の話を聞いていると、「援助の仕方にそういう方法や考え方もあるんだな」と感心しましたし、すごくリスペクトを覚えました。また、グループで演習し、各自が持ち寄ったケースでサービスを考えていく過程でも、それぞれのメンバーが地域では色んな職種で働き、色んな考え、価値観に触れ、勉強になり新鮮でした。また、それぞれが色々な苦労をしながら働いていることも知りました。7日間の研修でしたが、終わってみればあっという間でした。
この場を借りて、研修メンバーを始め、ファシリテーター様、講師を担当していただいた相談支援センターの方々、企画・運営してくださった社会福祉事業団の皆様に感謝申し上げます。