統合失調症とは
統合失調症は、脳の情報を整理したり処理したりする機能のバランスが崩れることで、考えや気持ち、行動に影響が現れる病気です。
日本では約100人に1人が経験するといわれており、決して珍しい病気ではありません。主に10代後半から30代頃に発症することが多いですが、年齢を問わず発症する可能性があります。
適切な治療と支援を継続することで、多くの方が地域で自分らしい生活を送ることができます。
主な症状
陽性症状
本来ないものが現れる症状です。
- 幻聴(実際にはない声が聞こえる)
- 妄想(誰かに監視されている、悪口を言われていると思い込む)
- 思考の混乱
- 落ち着きのなさや興奮
陰性症状
これまでできていたことが難しくなる症状です。
- 意欲の低下
- 人付き合いを避ける
- 感情表現が乏しくなる
- 身だしなみや生活管理が難しくなる
認知機能の低下
日常生活に影響を与えることがあります。
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- 段取りを立てることが苦手になる
- 判断力の低下
治療について
統合失調症の治療では、薬物療法が基本となります。
症状が落ち着いても自己判断で服薬を中断すると再発のリスクが高まるため、主治医と相談しながら継続的に治療を受けることが大切です。
また、薬物療法だけでなく、
- 訪問看護
- デイケア
- 作業療法
- 就労支援
- 福祉サービスの利用
などを組み合わせることで、より安定した生活につながります。
訪問看護でできる支援
訪問看護ステーションまぐねっとでは、利用者様が安心して地域で生活できるよう支援しています。
服薬支援
- 服薬状況の確認
- 飲み忘れ防止の工夫
- 副作用の観察
症状の観察
- 幻聴や妄想の変化
- 睡眠状況の確認
- ストレス状態の把握
生活支援
- 生活リズムの調整
- 金銭管理や家事に関する相談
- 外出や社会参加への支援
ご家族への支援
- 病気への理解を深めるための助言
- 関わり方の相談
- 介護負担軽減のサポート
早期相談が大切です
統合失調症は早期発見・早期治療が回復への大きな鍵となります。
「眠れない日が続く」
「誰かに見られている気がする」
「人と会うのがつらくなった」
「以前より意欲が出ない」
このような変化が続く場合は、一人で抱え込まず医療機関や専門職へご相談ください。
訪問看護ステーション まぐねっとが大切にしていること
安心、安全と思ってもらえるような関係作りから始まり、対象である利用者さんを知り、関係性の構築していくことを重要視しています。もちろん、お困りごとや問題などにも対応しながら、関係作りを重視しています。
関係性を構築しつつ、一緒に考えながら、その人らしい生活を見つけていく、作っていく、そういう看護を行っています。
この関係性を重視する関わりをすることで、問題の背景の理解にも役立ちます。過去のトラウマ的なものは存在しないか、他者との関係性はどうか、どういう力動が働いて、こういうことになってきたのか。
精神科専門で経験を積んできた看護師は、こういうことの観察にも優れています。
訪問看護ステーションまぐねっとは、利用者さんとご家族が安心して地域生活を送れるよう支援いたします。